2009年8月16日

笑いを込めて振り返れば? 1/ドッグカウ

Mac誌元編集者が過去にMacにあって消え去ったものや事柄を、惜別の念と共に、今の流れから脱落しつつある自らの姿をちょっぴり重ねつつ振り返ってみよう、という企画。不定期掲載予定第一弾。

やはり筆頭にあげたいのはこれ、ドッグカウ。

Mac OS X(以後OSX)以降のユーザーには、「ドッグカウンセラーの略?」といわれそうだが、
れっきとした名称。牛なのか犬なのかよくわからない形の動物のアイコンなんだが、
ネットで調べても情報が出てこないほど古い! うーん正式な歴史に出てこないほど抹殺された存在とはびっくりだが、R35以前の世代に聞いてください。

こにいるよ!

かつてはMacの象徴的な存在でした。アップル本社の庭にアイコンガーデンなるものがあり、かつてのMacオーエスに登場するアイコンたちが展示されていたのだがジョブズ御大の2度目の復帰の際に撤去されてしまったらしい(このあたり、もはや現場を離れていたので詳しくは知らない。すべて伝聞)。
それはともかく、ドッグカウは隠しアイコンだったので、通常は使えない存在だった。お遊びというかたわいないもので、OSXが洗練されたシステムに脱皮した今では忘れ去られて当然、というのがおおかたの見解であり、まあ正しいといってしまえばそれまでだ。

ほんとにそう?

ドッグカウを含めてかつてイースターエッグ、と呼ばれる一連のメッセージが存在した。
隠しコマンドともいうが、実用には全く役に立たず、マニュアルにも記載されていないもので、多くは開発スタッフがこっそり込んだショートカットや機能のことだ。
バグと間違われることも多いが、厳密にいうとバグは意図して作るものではないので別物。

イースターエッグを見つけるのが、バージョンアップ後の恒例の行事だったりした牧歌的な時代があったが、今のソフトではほぼ絶滅した模様。
それだけ製品に対する愛着であったり、使い込む暇がなくなった証拠だが、

コンピュータやらソフトってそんなにえらいの?

イースタエッグが復活してもしなくても、こいつら道具をどう使うかはユーザーにかかっている。仕事の道具であったり、プライベートのお供であったりするわけで、一日中使っていることも珍しくはない。
息抜きすることもあっていいわけで、そういうゆとりが生まれる余地がないってのはどうも、やぼだね。

そこへ行くと、未だによくわかんない(失礼!)ペンギンが闊歩しているLINUXはまだかろうじて、という気もしなくもない。青臭さが残っているという意地の悪い見解はこのさい無視して、まだ可能性という”ファイナルフロンティア”が広がっているこの世界に乾杯!